【英会話お役立ちフレーズ】「no matter ~」シリーズ②
『どんなに~でも』という意味を表す便利なフレーズ、第2回目です。
1つ目は「no matter what」(←※クリックで飛びます)をお伝えしました
2つ目の今回は「no matter how」を教えたいと思います(^▽^)
【仕組み】
✤No matter what I say, she won't listen. 私が何を言おうとも、彼女は聞こうとしない
"what"を使った方が、「何を~しても」という感じで、
「何」ということ1つにしかポイントがおけないのに対し
"no matter how ~"というのは「どんなに〇〇しても」というように
howの後ろに入る形容詞・副詞などで、色々な幅を持たせることができます。
【たとえば】
① No matter how long it takes, I will finish the job.
(意味:たとえどんなに長くかかっても、その仕事は終わらせるつもりだ。)
こんな風に形容詞の「long」を入れたり
② No matter how hard you may try, you won't succeed so easily.
(意味:いくら一生懸命やっても、そう簡単に成功するものではない。)
「hard(一生懸命に)」という副詞(=動詞にニュアンスを加えるもの)を入れることもできます。
【文の構造】
これはno matter whatの時と同じで
[ No matter how +形容詞/副詞 ] 主語(S) 述語(V) , 主語(S) 述語(V)
(訳: たとえどんなに〇〇 Sが Vしても、 Sは Vになる)
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→ほんとうはもともと(上の例文②からとると)
You may try hard, but you won't succeed so easily.
あなたは一生懸命やるかもしれない、でもそう簡単に成功しないよ
という意味なんです。
でも前半の部分を強調するために「たとえどんなに〇〇したって」というニュアンスを言いたいんですね。そのために生まれた言い方なんです。
✤もっと例を見てみよう✤
✤No matter how cold it is outside, the rooms are comfortably heated.
たとえ外はどんなに寒くとも、室内は気持ちよく暖められている
※cold(形容詞)を入れて、天気なので主語はitを使います。
✤No matter how close we may be, I can not ask him to do that.
いくら親しいからといってそんな事を彼に頼めません。
※close(形容詞:近い)。「ask人to動詞」で 〇に~するように頼む
✤No matter how often you write to her, she will not take notice of you.
彼女にいくら手紙を書いても、彼女は君のことを何とも思わないだろう。
※how oftenで「いくらたびたび」です。oftenは「頻繁に・よく」という副詞
✤She paints every day no matter how busy she is.
たとえどんなに忙しくても、彼女は毎日絵を描いている。
※最後に前半と後半を入れ替えたバージョンを。でも全体の意味は同じです
いかがでしたか?普段の会話で「君どんなに〇〇しても、~だよ」とか
「僕はいくら○○しても、~になるよ」なんて言いたかったら
是非このフレーズを使ってください(^▽^)/